日本台湾学会定例研究会(歴史・政治・経済部会)第80回を以下の日時・会場で開催します。ふるってご参加ください。
日時:2013年6月14日(金) 18:20開始
会場:早稲田大学早稲田キャンパス22号館502教室
司会:小笠原欣幸氏(東京外国語大学・早稲田大学台湾研究所客員研究員)
報告者:川上桃子氏(アジア経済研究所)
テーマ:「台湾マスメディアにおける中国の影響力の浸透メカニズム」
コメンテーター:山田賢一氏(NHK放送文化研究所)
報告要旨:近年の台湾では、親中企業家によるメディア事業の買収、中国の地方政府による台湾でのニュースの買い付け」といった複数のルートを通じて、中国の政治的な影響力が、マスメディアの報道・言論のなかに浸透するようになっている。本報告では台湾の新聞・テレビ産業の歴史と特質を整理したうえで、台湾マスメディアにおける中国の影響力の具体的な表れと、その浸透メカニズムを考察する。
報告者紹介:川上桃子氏は、台湾を中心とする経済、産業、企業の研究が専門。代表的著作は『圧縮された産業発展―台湾ノートパソコン企業の成長メカニズム』(名古屋大学出版会,2012年)。2012年4月より、台湾の中央研究院社会学研究所にて在外研究中。
※上記研究会は早稲田大学台湾研究所との共催で、同研究所台湾研究ワークショップを兼ねています。
問い合わせ:張士陽 choshiyou[at]aoni.waseda.jp