日本台湾学会定例研究会(歴史・政治・経済部会)第124回を以下の日時・会場で開催します。ふるってご参加ください。
日時:2018年5月18日(金) 18:20~20:20
会場:早稲田大学3号館3階304号室
アクセス:http://www.waseda.jp/top/assets/uploads/2015/08/waseda-campus-map.pdf司会:若林正丈(早稲田大学)
報告:林泉忠(台湾中央研究院)
題目:習近平時代における台湾人アイデンティティの行方
コメンテーター:小笠原欣幸(東京外国語大学)
共催:早稲田大学台湾研究所、早稲田大学東アジアの政治と思想研究部会
その他:入場料・事前登録不要
概要:台湾社会は民主化を成し遂げた1990年代以降、「中国人」意識よりも「台湾人」意識が主流化することになり、今もその延長線にある。しかし、21世紀に入るにつれ、中国の台頭が顕在化し、台湾の民主主義と同様、「台湾人」アイデンティティも大きな試練を迎えた。とりわけ対台湾政策における「実力主義」志向の習近平の「新しい時代」において、台湾人のアイデンティティはまた揺れることになるのであろうか。本報告は、台湾社会のアイデンティティの変遷、顕在化する近年の傾向と特徴、さらにそれに影響を与える要因や変数を考察することを試みる。