台湾現代詩人シリーズの新しい一冊『Aな夢 鯨向海詩集』(及川茜訳、思潮社、2018.10)が刊行になりました。鯨向海の詩は、台湾の若い世代に圧倒的な人気を誇り、性をめぐる独自の表現により後続の詩人に大きな影響を与えてきました。
鯨向海のよき理解者で詩人・評論家の楊佳嫻さん、性と身体の過激で繊細な詩的表現の探求者である騷夏さん、ジャンルを越えて詩の現在を更新しつづける詩人の山田亮太さんをお招きし、鯨向海詩を起点にして性と身体をめぐるさまざまな詩の表象の現在を考えるシンポジウムを開催します。
ほかに、垂水千恵(横浜国立大学)、赤松美和子(大妻女子大学)、及川茜(神田外語大学)などが加わります。通訳あり。台湾現代詩ワークショップの第7回ともなります。(文責・三木)
日 時:2019年1月12日(土)13:00~(開場12:45、参加費無料・申込不要)
場 所:大妻女子大学 千代田キャンパス(JR市ヶ谷駅10分・東京メトロ半蔵門駅5分)
大学校舎G棟3階アクティブラウンジ THE HERTFORD ROOM
第1部 講演:
山田亮太 『Aな夢』を読む
楊 佳嫻 鯨向海とは何者か?そして後に続く詩人たち
騷 夏 詩で性別を超える
第2部 座談会:台湾詩新世代――現在詩と性の表象
第3部 朗読会:鯨向海(詩のみ参加)・楊佳嫻・騷夏・山田亮太
主 催 東京台湾文学研究会/台湾現代文学における多元性の再構築(基盤研究C、代表・垂水千恵)
企 画 台湾現代詩研究会 後援 思潮社
問い合わせ:chigamiki[at]gmail.com(三木直大) ※[at]を@に替えてください。