日本台湾学会ブログ

日本台湾学会よりのお見舞い

2011 年3月11日に発生した、明治以来最大規模の東日本巨大地震は、東北地方の太平洋側や茨城県を中心に未曾有の被害をもたらしつつあります。常任理事有志が確認した範囲では、幸い学会関係者の重大な被災は現時点（12日午前）では無い模様ですが、当該地区の本学会会員の、そしてご家族の皆様の苦衷に思いを致しますと、同じ分野の学術を志すものとして言葉も見つかりません。みなさまの御無事を心よりお祈り申し上げますとともに、一日も早く生活基盤、学術活動の基盤が回復されることを願っております。すでに台湾その他海外より会員の安否につき関係者に問い合わせが寄せられております。温かいご関心に感謝いたします。なお、学会常任理事会および第13回学術大会実行委員会は問題無く機能しておりますのでご安心下さい。

日本台湾学会理事長　春山明哲
2011年3月12日

※学会ウェブサイトのある国立情報学研究所学協会情報発信サービスが休止中のため（2011年3月14-18日は終日、19日以降は未定）、こちらに転記します。また、学協会情報発信サービスの休止中は、学会からの連絡はこちらのブログを通じて行います。

「紀念蘇添水先生南瀛学―博碩士論文研究奨」募集のお知らせ

台南地域を研究する院生のための研究助成についてのお知らせ

台南地域を対象とする人文科学・社会科学研究によって、修士論文・博士論文を執筆しようとしている台湾内外の院生のために提供される、以下の研究助成があります。
「紀念蘇添水先生南瀛学―博碩士論文研究奨」は、財団法人愛郷文教基金会が研究助成金を提供するものです。また、南瀛国際人文社会科学研究中心と台南市政府文化局がこの研究援助に対して協力しています。
助成金は、博士課程院生は１０万元、修士課程院生は５万元であり、他に台南までの交通費（含国際航空券）一回分に対して、補助がでます。また、南瀛国際人文社会科学研究中心に宿泊することも可能です。
今回は、特に、オランダ時代の台湾、平埔族の研究の応募を歓迎しています。
申請期間は、2011年1月31日から5月31日までです。研究助成の実施要項、申請書については、以下のサイトをご覧下さい。

愛郷文教基金会　http://www.aisiang.org.tw
南瀛国際人文社会科学研究中心　http://www.nanyingresearch.org.tw/
台南市政府文化局　http://www.tnc.gov.tw

愛郷文教基金会住所：台南県佳里鎮六安里安北路66号
連絡先：陳　小姐
電話：+886-6-721-3721
E-mail:aisiang.org%msa.hinet.net （%を＠に変えてください）

また、植野は、南瀛国際人文社会科学研究中心の学術委員です。必要な方は、ご連絡ください。
E-mail: uenohi%toyo.jp （%を＠に変えてください）

東洋大学社会学部　植野弘子

第6期第6回常任理事会開催のお知らせ

日本台湾学会第6期第6回の常任理事会を以下のように予定しております。
ご欠席なさる先生におかれましては、メールで結構ですので委任状を福田までご送付ください。

日時：2011年3月5日（土）　14:00開始
場所：早稲田大学　22号館510

「金門島研究の現在―僑郷・軍事・両岸―」

　画像クリックでチラシ【PDF，231KB】が開きます。









日　時：2011年2月12日（土）　14：00-17：00

場　所：神戸中華総商会会議室（神戸中華総商会KCCビル10階）
神戸華僑歴史博物館が入っているビルの１０階です

言　語：中国語／日本語

―プログラム―
司　会：陳来幸（兵庫県立大学）

報告者：江柏煒（国立金門大学）
「軍事治理下的地方社會：以金門華僑網絡為中心之考察（1949-1970s）」

報告者：川島　真（東京大学）　
「僑報『顕影』再読―1920-40年代の珠山と移民先の関係」

主催：科学研究費（挑戦的萌芽研究）：東アジア軍事最前線の溶解と再生―金門島研究― （研究代表者：川島真）

協賛：神戸華僑歴史博物館／福建会館

【概要】
現在、両岸関係の結節点の一つとして新たな時代に直面している金門島は、かつてその両岸の軍事対立の最前線でした。しかし、その歴史をひもとけば、金門島が福建南部の代表的な「僑郷」として多くの海外移民の送り出し基地となってきました。実はこの神戸にも数多くの金門出身の方々がいらっしゃいます。今回、金門島研究の第一人者である江柏煒教授（国立金門大学）が、金門出身の方々への聞き取り調査のために神戸にお越しになった機会を利用して、共同研究を進めている東京大学の川島真准教授とともに、金門島研究の現状についてご講演いただきます。

日台研究者交流ワークショップ

日台研究者交流ワークショップ
「政権交代後の政党政治の発展とその日台関係に対する影響」

日時：2011年2月17日（木）　13：00-17：00

場所：梅田スカイビル（タワーウエスト22階）　C会議室　アクセス

報告者
徐火炎（中央研究院）「日本與台灣公民政治信任的比較」
張伝賢（中央研究院）「連任誘因與叛黨：論日本自民黨議員叛黨」
楊鈞池（国立高雄大学）「日本主要政治勢力對美日同盟的看法及其分析」
石原忠浩（国立政治大学）「馬英九政権下の日台関係：継続性と変化」
コメンテーター：松本充豊（天理大学）
使用言語　中国語

連絡人：松本充豊（天理大学国際学部）
matsu-m%sta.tenri-u.ac.jp　　※%を@に替えて下さい。
席に限りがありますので参加希望の方はメールでご連絡下さい。

本ワークショップは、財団法人交流協会日台交流センター「2010年度共同研究事業」の助成により行われるものです。